RIVALS EYE【第五節:8プロ】
以前も思っていたことですが、やっぱり小道具の使い方が面白いです。何か特別なものを使っているわけでもなく、何かに見立てるような特殊な使い方をするわけでもない。ただ持ってるだけ、あるいは身につけているだけなのに妙に気になる。つい意味を考えてしまう。(まぁ、結局最後まで何か分かんないんですけど)
以前も思っていたことですが、やっぱり小道具の使い方が面白いです。何か特別なものを使っているわけでもなく、何かに見立てるような特殊な使い方をするわけでもない。ただ持ってるだけ、あるいは身につけているだけなのに妙に気になる。つい意味を考えてしまう。(まぁ、結局最後まで何か分かんないんですけど)
なんだかとてもアツい作品だなと感じた。
容原さんの書くセリフは、容原さん自身と容原さん自身とのとの対話なのだと思う。
まあ劇作家は言ってしまえば自分と自分の対話を書いているにすぎないのかもしれないが、容原さんの作品は特に作家自身の声が強い気がする。作者の等身大の思いが聞こえてくるというか。
女が死にたがっている。本来の筋書きでは女は青年に殺されるはずだったが、女は自分で死を選んだのだろうか。
登場人物達が「これが芝居だ」と認識していて、それ故か舞台ツラに腰掛け、舞台と客席の境界線を越境してくる演出が印象的だった。
容原さんは演劇で詩をやろうとしているんだな、と思った。挑戦的で面白い。このまま突き進んで欲しい。
30リーグ2025では参加6団体に30リーグをさらなる成長の糧にして頂くため、関西小劇場界で活躍されている人気演劇人の方にスーパーバイザーとして毎試合公演を観て頂き、終演後に各団体に直接講評をして頂くスーパーバイザー制度を実施しています。
いよいよ佳境を迎えた30リーグ2025。火リーグの最終戦となる第五節『夜に静か×AND FAMILIARS』は、本来であればリーグ優勝の行方を決定する大一番となる所だが、同リーグの『ルイボスティーはバニラの味(以下ルイバニ)』が連勝で早々にリーグ優勝を決めており、今試合はいわゆる消化試合となってしまった。
現状、「30リーグ2025」の作品の中で一番好みでしたし、キャストバランスも良かったです。僕は迷わず、こちら側に票を入れました。